1月末に機動戦士ガンダムのテレビアニメ第一作、いわゆる一年戦争を第一回から全体の半分まで鑑賞した。
驚いたのはレベルの高さ。
アニメだからそこそこ子ども向けなのだろうが、まったく手を抜いているところがない。
海外のB級映画などでは、ちょっとつじつまがあっていないとか雑な部分がよく見受けられたりするが、それはまったくない。
個人的な想像だが、製作者たちはいい時代の映画などを数多く見てきた世代ということもあって、クオリティの高いものが作れたのではないか。
最近は連続テレビ小説でさえできの悪さがやり玉に上がるくらい、レベルが低下している。
ここ数十年日本がたどっている負のスパイラルがこういう面でも出ている気がしてならない。
また、最近の報道も気になる。
とりあえず政府を批判しておけばいいだろうという書き方が、長期政権終了後(政党で言えば継続中だが)もずっと続いている。
大人が大人を批判ばかりする構図を、日々ネット上で次世代の国民が見続けることはいい影響を与えるとは思えない。
昔、「相乗の気」という言葉を誰かから聞いたことがある。
お互いがお互いをほめあい高めあっていくという考え方だったかと思う。
今の状況は、相落の気とでも言えようか。