先日亡くなられた野村克也氏だが、結構本をお出しになっている。
氏が生前連載を持っていた週刊ベースボール購読者の私にとっては、何度か読んだ話もあるが、それ以外の内容も多くあり、多くの選手にいかに物事を伝えるか苦労したであろう氏だけあって、非常に読みやすい。
監督としては、ひょうひょうとしていたイメージを受けるが、野村スコープを考え出したように、いかに根性論だけから脱却し、理論的に野球をやるかをずっと考えていらっしゃったのだと実感する。
リーダーシップや人心掌握、上の者と下の者との付き合い方といった点は今の私が日々直面している内容である。
氏ほどの実績は残せないにしても、少しは世に貢献できればいいが。