私の家の近所に、ごくごく小さなスーパーがある。
非常にコンパクトにまとまっていて、酒も扱っており(というか酒がないと経営が苦しいかも?!)、重宝している。
この店の店頭は、野菜専用コーナーになっていて、季節ごとの野菜が常時ところ狭しと並べられている。
今じぶんだとイチゴがメインである。
余談だが、先日広島へ行った折は、土産に持っていき、バーで持ち込みでフローズンダイキリを作ってもらった。
これら野菜のそれぞれの値段は、恐縮するくらい安い。
青ネギは、直径10センチほどの束で50円。ショウガは、通常量販店で200円程度する大きさでも、50円前後である。
これらは多分、近所の農家で作られているのだと思う。
安さの理由は、商品に手を掛けていないことであろう。
ショウガなどは、土をはらった程度で、ビニールに入れられている。
先日私が買った青ネギも、根のあたりだけでなく、中間あたりにも土が残っていた。
私は、家でそれらを洗いながら、「これに比べると量販店の野菜はキレイなもんだ」と関心するとともに、これが野菜本来の姿なんだと再確認している。
ほうれん草などは、普通買ってきたものは、ササッと洗えばよいが、畑で取れたものは違う。
少し手を抜くと、食べるときに砂のジャリジャリ感により、後悔にさいなまれるのである。
逆に言えば、土のついた野菜類を手に入れるのが、今は難しいのかもしれない。
そのうち、「えっ、なんで野菜に土が付いてるの?」などと言う大人が現れても、おかしくないのではないか。