朔日ということもあり、久しぶりに地域の一の宮である神社に参拝に行ってきた。
四十になって以降、毎年のように
「今年はこうしよう、ああしよう」
などと考えてみるものの、結局何ひとつ変わっていない状態なので、今日は誓紙を入れるような形で祈願してきた。
さすがの私も、神様との約束なら破るわけにはいかない。
子どもが約束をするときによくやる「指切りげんまん」というものがある。
約束を違えた場合は、指を切らなければならないし、針を千本飲まなければならない。
古来、約束というものは重いものだったのである。
我が身を振り返ってどうだったか。
両手両足でも足らないし、日本国中の針を飲まなければならないだろう。
ここ1年でも、
「次は行くよ」「今度やっておくから」
と言いながら、果たせなかったことは山ほどある。
もう取り戻せないものも多いかもしれないが、ここらで生活の中の時間配分を違う方向にシフトしていかなければ、いつまでもズルズルべったりになりそうなので、その点を一番考えている。
金も力も地位も無い人間であるが、家族、地域、職場、県域、国家、そして世界が少しでもよくなればという思いはいつも持ち続けている。
身近なところからでいいから、どうすればそれらが少しでも前に進むのか。
また、どれだけ過去の約束を取り戻せるのか。
今年後半はこれらについて、本腰を入れて取り組んでいく。