お昼はもっぱらカレーをスープジャーに入れて持っていっている。
かつてはライスと別にして2つジャーを使っていたが、摂取カロリーを考慮し、現在はライスなしで、ルーのみである。
よく考えれば変な感じだが、もう慣れてしまった。
ベースの玉ねぎに加え、トマト、キャベツ、セロリ、ピーマン、にんじんなどをミルサーしたものに、市販のルーを一片入れる。
やはり、潤いに肉がほしいので、あらかじめストックしたものや冷蔵庫に残っているものを使用する。
時折、ネットでお安い牛肉を取り寄せることもある。
こういった肉は、微妙な部位で、全体が硬めだったり、部分的に硬いとかいったものが多い。
牛すじ煮込みをよく作る身としては、煮込んでしまえばいいから、その辺は気にならない。
その後の味がどうかだけだ。
今回は、格安購入した和牛バラ肉。
主に米国産の印象だが"ショートプレート"と言われるものと似た印象。
パックの表面は赤いが、お約束で中のほうは白い部分が多い。
5キロでの販売だったので、あまりに量が多く、家人の母上に1キロ差し上げた。
家人が持っていった後、私から電話して、脂が多いので一回湯でこぼしたほうがいいと伝えようかと何度か思ったが、当然料理歴は私より長いので大丈夫だろうと思いよした。
が、翌朝早く電話があり、
「あなたたち、こんなお肉食べてたら成人病になるよ」
と。
そういえば、義父が生存中は、いい素材やちょっと料理に手間がいる素材は義母にさせずに、自分で調理していた。
また、お正月のお雑煮や、夏場のそうめんなどは、義父のこだわりが詰まっていた。
義母は、通常運転以外の部分は苦手なのだろう。
よく考えればわかることだったのに、そのへんを勘案してなんで電話しなかったのか、オレ。
我が家では、初日すき焼きにした。
脂の部分がラードの役割を果たしたのか、また野菜も多く入っていることもあって、さほど脂は気にならなかった。
しかしながら、今後もそのままではさすがにきびしい感じなので、一定量を一度茹でこぼしておくことに。
前の週の日曜市で買いすぎた長ネギや、しょうがの飛び出た部分のほか野菜室に余っていた香味野菜を投入し、あくや油分をすくいつつ一時間ほど。
煮込んだのは、スライスにも関わらず、場所によっては硬い部分があったからである。
一気にやっておこうと2キロ分を、カレー用に小分けにしてラップで包んで冷凍室へ。
レトルトカレーに入っている肉の量のイメージだと、四十グラムでも多いくらいだが、量を少なくすると包む個数も多くなるので、六十から七十の間にした。
これで当分困らない。