もう20年近く前になるが、周囲にサックス吹きとピアノ弾きの先輩方がいて、私も含め3人とも出席する共通の知人の披露宴で余興をすることとなった。
私はそれほどギターが弾けるわけではないが、ピアノ先輩が
「リズムは打ち込みを再生するけど、ベースは複雑に打ち込みしないから、生でやってよ」
とおっしゃるので、どこかでボロボロのベースを借りて、「枯葉」(披露宴の題名的には・・・・・・だが)を3人でやった。
私以外のお二人はセミプロ級なので、ウケはよかった。
その後、私の従姉妹が結婚することになり、今度はピアノ先輩と二人で出ることに。
私がメインだからということで、ギターソロを任された。
曲は、「Fly me to the Moon」。
ジャズのソロギター本の譜面どおりにほぼ弾いたが、これがまったく上手に弾けず。
緊張感はあったのだろうが、かなり練習もしたのにと納得いかなかったが、今思えばこのときすでに頸椎ヘルニアの症状が出ていたと思われる。
この病気の症状はいろいろあるが、私の場合、まずパソコン使用時にキーボードがきちんと打てなくなった。
単純なパンチミスは誰でもあるが、すぐに打ち直しても同じミスを繰り返すといった具合。
従姉妹の披露宴からほどなくして、最も深刻な症状は、打とうとしているはずのキーとまったく違うキーしか打てなくなり、その時は即病院に行ったので、検査して原因が分かった次第。
以後、一人地震や、時折首の後ろ側の骨の痛みといった症状はあるものの、大事には至っておらず、ずっと付き合うしかないと思っている。
以前ウオーキング大会でお会いした、歩く際ほんのわずかに片足がずれている感じの方と話をしていると、
「私ちょっと歩き方おかしいでしょ。頸椎ヘルニアの手術したんですが、成功とも言えなくてねえ」
とのことだったので、それまでは考えなくもなかったが、手術を受ける予定はないです。
話をジャズに戻すと、このときの本を買って、はじめてジャズにギターメインの場合もあると知った。
で、買ったCDがウェス・モンゴメリーの「Incredible Jazz Guitar」。
もう1曲目の出だしから、ジョン・レノンの『ロックン・ロール』の♪ウェーールに近い衝撃だったなあ。
まあ病気もあったので、カバーする気すら起きなかったけど。
<FullHouse>