先週の日曜日、昼間繁華街を歩いていると、左右に募金箱を持った学生の列。
テレビ局も取材に来ていた。
「いつもの年末の何かの募金か」
と思い、財布を取り出すのもおっくうなのでスルーしようとしたところに、
「被災地の少年たちを招待して、野球大会を開催します」
との声。
野球と言われたからには、看過できない。
少額だが寄付をさせてもらった。
前後して、滅多に買わないが「文藝春秋」の1月号を読んでいた。
高速バスに乗っていたが、手ごろな本が家になく持ってこられなかったので、暇つぶしに読むのに週刊誌よりはましだし、読売巨人軍元代表の清武英利氏の手記が掲載されていることも興味があった。
彼はコラムを週刊ベースボールで長いこと書いていて、毎週読んでいた私にとって、彼は身近な人間である。
記者出身らしく、コラムもなかなか面白かったし、今回読んだ手記も彼の思いがわかりやすく書かれていた。
こういった争いは、双方に言い分もあり、表に出てこないこともたくさんあるだろうから、私にはどちらが悪いなどといった裁定はできない。
ただ、来シーズンもプロ野球を含めた球界全体の発展を祈るのみだ。
今オフも多くの選手がメジャーを目指している。
現在、メジャーと日本球界とどちらのレベルが高いかはよくわからないが、20代、30代でいろいろな経験をするのは悪いことではない。
また、彼らがいなくなった日本球界にも、また次のヒーローが生まれてきてほしい。
11月中旬以降はプッツリと野球が見られなくなる。
キャンプの始まる2月まで、シーズンが始まる3月30日まで、ちょっと退屈な日々が続く。